入学祝いの手紙や礼状の構成①
ここでは、入学祝いの礼状のマナー、構成についてご紹介する。
手紙を書いてみようという気持ちはあるけれど、正式な書き方がわからないから書けにくいという人も多いようである
ただ、入学祝いを頂いた以上は、きちんとマナーを守った礼状を書くのが大人としての常識である。
まずは、入学祝いの礼状の基本的な構成について学び、基本構成をマスターした上で自分なりの語句や文を付け加えていくといいでしょう。
<手紙の基本構成>
1.前文
・頭語
書き始めの言葉であり、「拝啓」、「謹啓」などを使うのが一般的である。
「前略」は前文を省略する時に使うものなので、目上の人には使わないのがマナーなので注意しましょう。
・時候の挨拶
時候の挨拶は、季節感を表す言葉を書くのが一般的であるが、出来るだけ自分の言葉で表現するといいでしょう。
頭語の下に行は変えずに、一字空けて書くのが一般的である。
・安否の挨拶
入学祝いのお礼、ご無沙汰していることに対するお詫びなども述べるといいでしょう。
入学祝いの手紙や礼状の構成②
2.注文
・起語
起語は、「さて」、「ところで」など前文と本文とのつながりが自然になる言葉を書く部分である。
改行して一字下げて書くのが一般的である。
・本文
本文は、手紙の骨格部となる部分である。
用件、お礼の気持ちなどをしっかりと伝えましょう。
3.末文
・結びの挨拶
結びの挨拶は、「取りいそぎ」、「ご報告まで」など本文を締めくくる言葉を書く部分である。
改行して一字下げて書くのが一般的である。
・結語
止めの言葉で頭語と対応する言葉を書く部分である。
4.後付け
・日付
改行してから本文より2~3字下げて月日を書く。
・差出人名
フルネームで書く。
代筆の場合には本人の氏名を書き、その左側に小さめに「代 ○○」と書く。
妻が夫の代筆をする場合は「内 ○○」と名前だけ書くのが一般的である。
・宛名
相手の名前+様で書くのが一般的である。
5.副文
副文は、「追伸」、「二伸」などの言葉の後に、だいたい2~3行でまとめて書く。
改行して本文より2~3字下げて書くのが一般的である。