相場金額と品物選び①
ここでは、入学祝いのお返し(内祝い)の相場金額についてご紹介する。
入学祝いというのは、収入のない子供に対して贈られる物なので基本的にお返しは必要ないという考え方もある。
もともとは「内祝い」というのは、家の中でのお祝い事をお赤飯やお餅を今までお世話になった人へ配ることによって伝えるという昔からの風習を由来としている。
このように内祝いは喜びを周りの人たちと分かち合うことが本来の目的であって、お祝いを頂いたかどうかということは関係ない。
もともとは、親しい人やお世話になった人に無償で贈るものなのである。
お返しは必要ないといっても、親族間の習慣があったり、子供と顔見知りではないけれど親同士の関係上であったり、高額の入学祝いを頂いたりした場合はお返しを贈らなくてはならないケースもあると思う。
人それぞれおかれている立場や環境は違うので、親族間の慣習、住んでいる地域の風習、頂いた人との関係などもよく考えて慎重に対応するといいでしょう。
相場金額と品物選び②
入学祝いをもらったら、まずは、子供から直接、あるいは電話や手紙などでお礼の言葉を伝えるようして、その後、親からもお礼状を書くようにするといいでしょう。
お返し(内祝い)をする場合は、子供の名前でのしをつけ、水引きは白赤の蝶結びのものを使用して、表書きは上段が「内祝」、下段は子供の名前にしてお返しをするのが一般的なマナーである。
お祝い返しをきちんとする場合の相場金額は「半返し」が一般的といわれている。
ただ、あまりこだわらずに頂いたお祝いの半額~3分の1くらいの金額に相当するものを贈るとよいでしょう。
品物を選んで贈るかわりに、近年はカタログギフトが人気があるようである。
また、金額にこだわらずに、おじいちゃんやおばあちゃん、親類、親しい間柄の知人へお返しをしたい場合は、内輪だけの祝宴に招いたり、菓子折りや地元の名産品などを贈って気持ちを表すのもいいでしょう。