予防接種の副反応①
ここでは、予防接種をした後の副反応についてご紹介する。
予防接種後の副反応に対しては、親がよく注意しながら子供の様子を伺うことが大事である。
・BCG
BCGの副反応としては、接種日からだいたい3~4週間後に接種した部分が赤くなって膿が出たりする。
これは、異常な反応ではなく、BCGの予防接種をしたことによって免疫が作られている証拠である。
また、脇の下のリンパ節が腫れる子供もいるが、とりあえずは様子を見ましょう。
ただし、接種した部位が赤くなったり、リンパ節の腫れが1ヶ月たってもおさまらないようなら医師の診断を受けた方がいいでしょう。
予防接種の副反応②
・ポリオ
ポリオの場合、ほとんどの子供は副反応はあらわれない。
しかし、だいたい500万人に1人という割合で、接種日からだいたい15日後にウィルスが脳や脊髄に達してしまう場合もある。
接種後、だいたい3週間くらいは、ウィルスが便の中に排出されるので、オムツを変えたら手をよく洗うようにしましょう。
・DPT
DPTワクチンは、副反応の少ないワクチンの1つである。
接種した部位が赤くなって、しこりが出てきたり腫れたりする場合があるが、免疫が作られたために起こる現象である。
しこりは、特に何もしなくても小さくなっていくのが一般的なので放置してかまわない。
敏感な子供の場合は、上腕が腫れることもあるが、湿布などで冷やしてあげるるといいでしょう。
ただし、腫れが目立つときは、医師の診断を受けた方がいいでしょう。