麻疹(麻しん)①
ここでは、麻疹(麻しん)についてご紹介する。
麻疹は、麻疹ウィルスの空気感染によって起こる病気である。
麻疹の感染力はとても強い。
症状としては、熱、咳、鼻水、発疹、目やになどの症状が代表的で、感染してからだいたい4日目くらいまでは、38度以上の高熱が出る。
その後、熱は一時的に下がる。
しかし、口の中に口腔内粘膜疹というものが出て、翌日くらいからだいたい39度~40度以上の高熱が出て、発疹が出てくる。
高熱は、だいたい5日間ほどで下がる。
麻疹(麻しん)②
しかし、麻疹に感染することで1番怖いとされているのが合併症である。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎、亜急性硬化性全脳炎という遅発性の脳炎などがある。
麻疹に感染して、肺炎の合併症になる子供は100人中6人くらいで、中耳炎は100人中15人ほど、脳炎はだいたい3000人に1人というデーターがある。
また、麻疹に感染した子供のだいたい1万人に1人の割合で死亡する場合もある。
麻疹の予防接種を受ければ、合併症はほとんど起こらないとされている。
予防接種を受けられる年齢は1歳からなので、1歳になったら必ず子供に麻疹の予防接種を受けさせましょう。
麻疹の予防接種を受けた後の副反応としては、接種当日からだいたい5人に1人の割合で麻疹に似た副反応が出る場合がある。
熱が出ても子供の食欲があり、普段と変わらない様子であれば病院へ行く必要はないと思うが、明らかに普段と様子が違ったり、高熱が続くようなら診察を受けた方がいいでしょう。