任意予防接種①
赤ちゃんや子供が受ける予防接種には、定期予防接種と任意予防接種がある。
定期予防接種が一通り済んだ後に、任意予防接種についても考えてみるといいでしょう。
任意予防接種は、それぞれの判断により、直接病院に行き接種するもので、市町村や保健所からの通知は一切なく自分達の判断で受けるか否かを決めることになる。
また、任意予防接種は自費になり、病院によって接種料金が違うので事前に確認してみてください。
任意予防接種②
種類として一般的なものに、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(水ぼうそう)、インフルエンザ、B型肝炎などがある。
インフルエンザは毎年流行前の11月くらいの接種が良い。
予防接種を受けていても、かかってしまう場合はあるが、軽く済むし、近年問題になっているインフルエンザ脳症の未然防止にもなる。
おたふくかぜは、1歳過ぎくらいでかかった場合には合併症が起こることがあり、髄膜炎、脳炎などになったり、難聴になったりすることもある。
4、5歳が一番かかりやすいとされていて、年をとるにつれてかかった時に重症になる。
また、思春期以降に感染すると、睾丸炎や卵巣炎になることもある。
水ぼうそうは、健康な子供ならかかっても比較的症状は軽く済むが、脳障害などの合併症が起こる可能性はある。
また、一度感染して水ぼうそうウィルスが体の中にひそむと、将来帯状疱疹を起こす原因にもなる。
病気にかかった時の症状、合併症などを考えると、任意予防接種も受けておいた方がいいでしょう。
子供が幼稚園や保育園に入園したり、集団生活をしたりする前に接種しておくことをおすすめする。