風しん①
ここでは、風しんについてご紹介する。
風しんは、感染者のくしゃみや咳など飛沫感染により起こる病気で、簡単に感染してしまう。
発疹や熱もだいたい2~3日でおさまるので、一般的には「3日はしか」とも呼ばれている病気である。
風しんの症状としては、発熱、リンパ節の腫れ、発疹の3つの症状が代表的で、感染し始めの頃は軽い風邪と似た症状が出るのが特徴となっている。
感染してから症状が出るまでは、だいたい2~3週間とけっこう潜伏期間が長いので子育てをしていると気づくのが遅くなってしまう場合がある。
一般的に2~3歳の幼児にかかりやすいとされていて、関節痛や脳炎などの合併症を起こすこともある。
風しん②
また、風しんは、年を取るにつれて症状が重くなっていくという特徴がある。
特に妊娠している方が風しんに感染してしまうと、先天性風疹症候群という多発奇形の子供が産まれてくる可能性が高くなるので注意が必要である。
風しんの予防接種を受けられる年齢は生後1歳からであるが、麻しんと風しんの予防接種を1回で受けることが出来るようになっている。
風しんの予防接種での副反応としては、だいたい4人に1人の割合で軽い発熱・発疹・リンパ節の腫れなどの症状が出るが、一般的には、だいたい2~3日でおさまる。
また、麻しかと風しんの混合ワクチン(MRワクチン)での副反応としては、だいたい1週間後くらいに37・5度以上の熱が出る場合がある。
発疹が出る子供もいるが、だいたい1~2日間ほどでおさまるのが一般的である。