お食い初め①
赤ちゃんのお祝い事にはいろいろあるが、ここでは「お食い初め」についてご紹介する。
子育て中の忙しい時期に、いろんな儀式があって大変だが、それぞれちゃんと意味がある。
お祝い事の1つ、「お食い初め」は、生後100~120日目に、赤ちゃんが一生食べ物に困らないように願う儀式である。
離乳食の開始時期で、赤ちゃんに始めて食べ物を与える儀式だが、実際、赤ちゃんはまだ食べられない物が多いので、食べさせるまねだけで十分である。
正式に行う場合は、双方の両親、親類を自宅に招いて、赤ちゃんの祝い膳を用意し、親類の中で一番長寿の人が赤ちゃんを抱く。
この時、男の子は男性に、女の子は女性に抱いてもらう。
そして、赤ちゃんを抱いている人が、赤ちゃんに食べさせるまねをする。
お食い初め②
祝い膳は、鯛などの尾頭付きの焼き魚とお赤飯、お吸い物と歯固め用の栗を添えるのが一般的である。
赤ちゃんが実際に食べられるように、重湯やジュースを用意しても良いでしょう。
ただ、現代では、ここまできちんとする家は少なくなっていて、儀式を簡素化し、祖父母と両親、もしくは両親だけでお祝いするお家が増えてきている。
祝い膳も、お椀のかわりにベビー用食器、お膳のかわりにベビーラックを代用したりして、皆がやりやすいようにしている。
どんな方法で祝ったとしても、子供の成長や幸せを願う気持ちは昔も今も同じであるので、自分達がやりやすいように、皆が満足できるお食い初めができれば良いですね。