思いやりを持って接することの重要性①
育児・子育てで、思いやりを持って接することは非常に重要である。
思いやりとは、子どもの立場に立って考え、子どもの気持ちをわかってあげる能力のことである。
子どもに、まかせることによって、子どもには自主性が発達するとともに責任能力が育っていくのであり、すぐ手助けしてしまうと、機会を奪っていることにもなりかねない。
子どもが何か困っているような様子があっても、子どもの働きかけがあるまで、待ってみることも必要である。
これらはいじわるのように思われるが、子どもからの働きかけを引き出す上で、有効である。
思いやりを持って接することの重要性②
乳児は、独特の感覚的な世界に住んでいて、積極的に、自発的に外界に働きかける力を持っているが、その欲求を自分で満たす能力は持っていない。
さらに、大人の世界のような、意志の疎通を図るための手段を持ち合わせていない。
彼らの外に働きかけるカは、極めて曖昧な表情や身振り、泣き声などであるが、それらの行動の意味を理解してもらうためには、その曖昧な表現や不完全な言葉などを読み取って、その行為を意味づけしてくれる人が必要となる。
この時期の子供が安定して生活するためには、子どもの欲求を的確に読み取ることを手助けしてくれる人が必要なのだ。
そのためには、子どもの表情などから、読み取れる感性の豊かさや優しさが必要になる。
また、子どもは独自の世界に住んでいるので、子どもの行動を理解するためには、その子供の世界に入りこまなければ、真に子どもの行動を理解することができない。