離乳食の与え方①
離乳食は5ヶ月くらいから始めるのが一般的である。
おっぱいやミルクを飲むだけだった赤ちゃんも、大きくなってくるとだんだん家族が食べているものに興味を持ってくる。
早すぎるスタートは、赤ちゃんの消化機能も未熟であるためアレルギーを起こしやすくなる。
逆に遅すぎると、噛む力の発達や鉄分不足の問題が出てくるので、離乳食は早くても4カ月過ぎ、遅くとも6カ月くらいに始めると良いでしょう。
・離乳食初期(4、5ヶ月くらい)
最初はすりつぶしたおかゆから始め、おかゆに慣れたら野菜類やタンパク質源食品を与えましょう。
ゆっくりと色んな食材を増やしてあげましょう。
最初は赤ちゃんが空腹の時の方がたくさん食べてくれるので、授乳時間の1回を離乳食にするのが一般的である。
午前でも午後でも、お母さんの都合の良い授乳時間にあてはめて、出来るだけ同じ時間帯にするのが良い。
母乳の場合でなかなか授乳時間が決まらない場合は、離乳食タイムをお母さんが決めて、その2時間前くらいは授乳せずに離乳食を与えるといいでしょう。
どろどろ状なものに慣れてきたら少しずつ水分を減らし、嫌がる時は、どろどろに戻しながら様子をみて、ゆっくりで良いので液体ではない固さになじませていきましょう。
離乳食の与え方②
・離乳食中期(6、7ヶ月)
舌でつぶす練習をさせるために柔らかいつぶつぶのある、豆腐のような離乳食を与える。
食事回数も、午前と午後に1回ずつなど、2回食にしていく。
・離乳食下期(8、9ヶ月)
食材もいろいろ増やし、いろんな物をゆっくり食べさせてあげましょう。
急に固くすると、噛むことができない、まる飲みの習慣がつく場合があるので注意すること。
この時期は赤ちゃんの舌は左右にも動くようになって、食べ物を左右に寄せて歯茎でつぶして食べられるようになるので、歯茎で簡単につぶせるバナナくらいの固さの離乳食を作るといいでしょう。
・離乳食完了期(10~15ヶ月)
味はまだまだ薄めだが、大人と同じ3回食で、足りない分はミルクで補給する。
奥歯が生えてくる子もいて、噛む力も強くなるので、離乳食の形を少し大きめにして、しっかり噛む練習をさせるといい。
小さなおにぎりやサンドイッチなどを作ってあげて、自分で食べる事を覚えさせていくといいでしょう。