マタニティブルーと肌荒れ①
ここでは、マタニティブルーと肌荒れについてご紹介する。
妊娠の前後に起こるホルモンバランスの急激な変化により、精神的に不安定になることをマタニティブルーと呼ぶ。
ホルモンバランスが変化すると、視床下部が不安定な状態になり、それによってイライラしたり、眠れなくなったり、疲れやすくなったりしてしまうのである。
また、妊娠~出産~育児の間に起こる、身体的疲労や、出産や育児に対する不安などもマタニティブルーの大きな原因になるとされている。
このマタニティブルー、多くの人が経験している。
出産経験のある人のだいたい80%くらいの人が、多かれ少なかれ、マタニティブルーを経験しているので、マタニティブルーは、妊娠、出産による自然現象といえる。
マタニティブルーは一時的なもので、ホルモンが正常な状態に戻れば(だいたい産後1~2週間で戻る。)、だんだん精神的にも落ち着いていく。
もしも、あまりにも辛いな、と感じたら、周りの人達に素直に打ち明けて、家事や育児を手伝ってもらうといいでしょう。
それでもだめな場合には病院で診察してもらうといいでしょう。
マタニティブルーと肌荒れ②
子育て中の女性の中には肌荒れに悩まされている人も多いかと思う。
妊娠すると女性の体は出産に向けて急激に変化していくのでホルモンバランスも劇的に変化し、出産への緊張や不安からのストレスが加わるため、肌がとても荒れやすくなる。
また、産後すぐも肌荒れしやすく、産後、だいたい半年後にホルモンバランスは元通りになるが、その劇的な変化の影響で肌荒れしやすくなってしまうのである。
産後は、赤ちゃんのお世話による疲労、睡眠不足、ストレスも加わるため、肌荒れが悪化してしまう場合も多い。
子育てに追われる毎日で、肌をケアする時間もなかなかとれないと思う。
時間があれば、お風呂あがりにローションやクリームを塗ってみたり、皮膚科に通ってみたりするのもいいでしょう。
皮膚科では、その人に応じた薬を処方してくれる。
赤ちゃんがいることを伝えておくと、ステロイドなどの入っていない、やさしい薬を処方してくれる。
病院で処方された薬はやはり良く効くし、先生に診てもらったことで安心感が得られる。