赤ちゃんの言葉の発達①
赤ちゃんの言葉の発達について紹介してみたい。
<1歳くらいまでの時期>
赤ちゃんの生活時間は、眠ったり泣いたりお乳を飲むことだけでほとんど占められる。
しかし、起きているいる時間が少しづつ増えていって、ある時「アー」というような声を出すが、最初のこの声はおよそ生後1カ月前後の時期に多くみられる。
言葉の発達は、生後2ヶ月ころ、声をだして笑うような、子供として一番かわいいと感じる頃から始まるが、3ヶ月頃にうれしいときや、相手をすると声を出すというように、意思の伝達をする様子が出てくる。
4ヶ月ころには、自分も気持ちがいいと笑うようになり、5ヶ月頃からよくわからない母音のようなものをいうようになり、7ヶ月から8ヶ月頃には、パパ・ママなどがわかるようになる。
赤ちゃんの言葉の発達②
<1歳~2歳の時期>
また、幼児前期になると子どもの言語活動は盛んになってきて、自分なりに言葉で未熟な意思を伝えようと努力するようになる。
1歳前後から子どもの多くは意味のあることばをしゃべり始めるが、最初に発する意味のあることばを「初語」と呼ぶ。
日常生活で子供に密接に関っている内容のものが多く、食事に関係したものや母親を指すことばなどが初語となりやすいとされている。
その後、1歳半頃になると、物には名前があるということに気づき、物の名前を知りたがるようになり、また、行動範囲が広がって、身のまわりのいろいろな物に触れるようになる。
2つのことばをつなげて話すようになり、最初はただ単語を2つ並べたという形であるが、しだいに主語と述語というまとまりをもってくるのだ。
音と触覚は、人とつながっているという感覚を持たせてくれるそうなので、赤ちゃんの世話をする時に、積極的に語りかけてあげるといい。
また、適切な時期に、適した言葉をかけてあげると、脳の発達も進むとされていて、パパやママの声を聞かせると、安心させてあげることもできる。